プレシーズンリーグ楽しすぎた記
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毎日毎日熱すぎますね、カルドセプトビギンズが。
発売されてからというもの、ゲーム自体の面白さもさることながら、今までカルドセプトとは縁がなかった知人たちも、ビギンズを購入してくれたりして、夢か幻か?と思うような、幸せな毎日を過ごしています。
そして、部長が作ってくれたカルドセプト部。一刻も早く戦いたいセプターたちのための、プレシーズンリーグが開催されました。正式なリーグ戦が開始されるまでのテスト期間、という位置付けでしたが、結果としては、10日間で300試合以上が成立する大盛況。すごい!(自分がカルドセプトを始めたのは3DSの末期で、ここまで対戦コミュニティが盛り上がっていた時代は、他に体験したことがありません)
そのプレシーズンリーグで、運良く5連勝することができ、優勝という最高の結果を残すことができました。それなりに真剣に取り組んできたので、本当に嬉しいです。
開催期間中は色々な構築を試しましたが、その中でも一番よく使い、戦績も良かったブックを紹介します。
外部リンク : カルドセプト部酷暑日酷暑日(ビギンズ)のブックです。作者: キセノン。
ブックの特徴を挙げるとすれば、
・拠点攻略は基本的に諦めて、レベル1攻防に重きを置いている
・諦めているといいながら、高額を落としうる打点も仕込んでいる
・キングバランの枚数を抑えてカウンターシールドを使う構築にしている
・アイテムやクリーチャーを削って足とドローに大きく割いている
まあ、特段尖ったところのない、よくある発想のブックです。
正直、使っているときは、なぜここまで調子が良いのか、自分でも良くわかっていなかったのですが、後から振り返ると、こういうことだったのかもしれない、ということがいくつか浮かんできました。
それらを説明するには、プレシーズンリーグ期間中の流行の変遷を振り返る必要があるので、以下で自分なりに整理して説明します。
最初期こそ、グレートタスカーやキングバラン等のAT60攻撃や、スケアストームを採用した攻撃的なブックを多く見ました。しかし、シーズン後半には、ほとんど戦闘を行わない、走り優先のブックが主流に。砦が3つあり、土地数にも余裕があるおかげか、とにかく自分伸ばしを優先して、早上がりを目指す人が多くなった印象があります。
その中で台頭してきたのが、地援護走りブック。リコールを抱えて時計回りで歩きながら、自然と自色土地を集めることができる上、南側の一本道で踏ませを狙うことができるなど、地の利では大きく優位をとっています。ビギンズでは、周回ボーナス以外の有力な収入手段が乏しく、いわゆるタテの速度では、どのブックも大きな差が出ない中で、通行料を期待できるというのは、大きなアドバンテージであるように思います。
さらに、持ち味である援護クリーチャーも優秀で、グレムリンアムル等を使わないと、連鎖を崩すのもなかなか難しい。アビサルモナークや、コローシブスピアも、援護なら比較的簡単に対処することができます。
とはいえ、決して地援護も無敵の最強ブックではありません。南側の土地は、必ず通過しなければならない分、通行人が手札の侵略クリーチャーで適当に戦闘を仕掛けてくることがあります。手札に援護餌がいつでもいるとは限らず、雑にばら撒いていると、意外と守りきれなかったりすることも多いです。また、クリーチャーコストが軽く、順位が落ちにくいため、どうしても目立ってしまい、余計な干渉を受けがちです。さらに、配置がうまくいかなかった場合に、挽回する手段に乏しかったり、スケアストームを食らうと、リカバリーに大きく手数を割かれたりと、明確な弱点もいくつか抱えています。その上、優位点であるはずの通行料収入に関しても、シーズン後半は、足スペルを厚めに投入したブックが増え、踏み自体が少なくなっていきました。(もちろん、足を使い切ったタイミングで通過せざるを得ないこともあるので、メリットが消えたわけではありません)
地援護ブックの台頭により、ファイアービークが数を減らした結果、水ブックを使う人も増えてきました。地援護の弱点だった、色被りを避けられることがメリットですが、一本道または交差点で踏ませを狙う、という長所はしっかり備えています。また、ジャイアントイール等の無効化クリーチャーは、アイテムを使わずに防衛できるので、雑侵略に比較的強めです。クリーチャーコストが重い分、試合中盤までは、見かけ上の順位が低く、悪目立ちすることが少ない、というのも、無視できないメリットです。
個別のカードとしては、サムライが若干流行したりしていました。スケアストームをかわすために、大型クリーチャーを採用すると、サムライの即死対象になってしまうため、その板挟みで優位に立とうとするブックを、しばしば見たように思います。
他には、ナイト+コローシブスピアの組み合わせも印象的でした。ほとんどの防御アイテムを破壊しながら120打点を出せるので、最低限のカードスロットで、拠点攻略が狙える良い組み合わせだと思います。ナイト自体、アイテムを使わずとも、地形効果を得たHP60のクリーチャーまで倒すことができ、連鎖削り性能や、アイテムを使わせる能力が高いです。
そんな環境において、自分は火走りブックを使いました。リコール持ち時計回り前提だと、城左側の火土地は、ほとんど誰も通過しないため、基本的に通行料は期待できません。また、火ブック使いは、わざわざリコールを我慢して、城左側の火土地に配置しにいく必要があります。このようなディスアドバンテージを抱えた火は、このマップでは不人気で、しかし歴戦のセプターならご存知のように、不人気であることこそが大きなメリットです。さらに、スケアストームを全く気にする必要がないのも大きく、マヒしたクリーチャーを適当に叩いたり、無視してコツコツ自分伸ばしをしていれば、容易に漁夫の利を得ることができます。
バルキリーに関していえば、AT成長が一度でも発動すれば、スケアストームの対象から逃れることができます。また、先制持ちであるため、サムライ+グレムリンアムルや、ナイト+コローシブスピアも全く脅威ではありません。加えて、普通の先制クリーチャーは、グレートタスカーの雑侵略を重く受けがちですが、バルキリーは、適当に援護を使えば、基本的には耐えることができます。パワーブレスレット+高ステータスでゴリ押しされると、落ちる可能性がありますが、こちらがカウンターシールドを抱えている限り、相手も2:1トレードは避けたいはずなので、少なくともレベル1にパワーブレスレットを行使されることは、ある程度抑止することができます。
弱点であるイビルブラストに関しては、カルドセプト部環境では使用率が低く、あまり脅威にはなりませんでした。本来的に、自分の利益に結びつけるのが難しいカードであるのに加えて、基本HP30以下のクリーチャーが環境的に少なく、いたとしても焼きに耐性があるジャッカロープばかりで、明確な当て先がない試合が多かったのではないかと思います。総じて、バルキリーは、環境的に有利な立ち位置にいたと言えます。
しかし、その他の火クリーチャーは、なかなか厳しい立ち位置です。キングバランは、手出し侵略に使いやすく、援護餌としても優秀なので、ぜひ採用はしたいカードです。一方で、カウンターシールドが使えないため構築難易度が上がる、レベルを上げてもアビサルモナーク・サムライ・ナイトのいずれにも叩かれる、と防御面ではデメリットだらけです。ファルコンソードや、フレイムロードの応援等を絡めれば、ある程度カバーできますが、必ずしも揃えられるとは限らず、主軸とするには疑問が残ります。
そこで、マンティコアを主軸の撒きクリーチャーとして起用しました。今作では、なぜか基本ATが40に変更されており、スケアストームの範囲外、かつ援護餌としての性能が大幅に上昇しています。また、手札枚数を上手くキープすれば、HP60になり、アビサルモナークにある程度耐性を持たせることができます。サムライやナイトは相変わらず厳しいですが、カウンターが使える分、キングバランよりはマシといえます。
フレイムロードは、応援効果が非常に優秀で、上述の通り、キングバランのHP底上げをする意義が大きいです。また、マンティコアの手札許容枚数を増やしてくれたり、相手のカウンターシールドを吐かせるために適当にマンティコアで侵略しても、生き残って帰ってくることができたりします。さらに、自身のステータスも優秀で、拠点候補にも援護餌にも最適です。召喚にディスカードが必要な点が、マンティコアとアンチシナジーになってしまいますが、ドロースペルを増量することで、カバーすることにしました。
ここまでだと、援護餌や序盤の仮置きに使えるクリーチャーが足りないのでは、と感じ、他の火クリーチャーを探しましたが、スケアストームの範囲外、援護餌として使いやすい高HP、領地コストなし、という条件では、ゴーレムを除いて、まともな候補を見つけることができませんでした。しかし、ゴーレムは、一度戦闘すると基本ATが下がる効果があります。過去作なら、全く気にならなかったのですが、今作においては、ブック全体でスケアストームに引っかからない、というメリットが薄くなる点が、どうしても気になりました。
そこで、無属性からスチームギアを起用しました。コロッサスと違い、アイテムが使用できるのが大きく、火土地に仮置きせざるを得ない場面でも、最低限、連鎖を維持することができます。特に、ロータリーでは、分岐路の色違い土地に置いておけば放置されることも多く、終盤のシフトの撃ち先として、十分に仕事をしてくれました。援護餌としては、ゴーレムよりも優秀で、バルキリーでAT80が出せるのは大きいです(ジャイアントノーチラスを倒して連鎖を切りつつ、AT成長を起動させることができる)。ついでに、イエティやジャイアントアメーバを排除する手段を手に入れました。
残りのクリーチャーは、なかなか有力候補が見つからなかったのですが、上述のナイト+コローシブスピアを自分でも採用して、高額攻略の手段を確保しておくことにしました。ATが低いブックにコローシブスピアを適当に入れても、あまり活用できませんが、このブックは、キングバランなどATが高いクリーチャーを多く投入しています。このため、レベル1の援護クリーチャーを、援護を貫通して強引に落とす役割にも使いやすいと考え、採用することにしました。ファルコンソードやパワーブレスレットなど、ナイトから見ても相性が良いカードが多く投入されていたのも大きいです。
残りの枠は非常に悩み、しばらくヘルハウンドを適当に入れていたりしたのですが、ついぞしっくりくる枠が見つからないまま、運良く、5連勝を達成しました。5連勝到達時は、シャラザードを採用しており、アビサルモナークに耐性があって拠点候補になれることはよかったのですが、他のアイテムとの食い合わせが悪い点や、スケアストーム耐性をわざわざ失っている点がずっと気になっていました。その後、アイテムを有効活用でき、かつ魔術無効の、オニキスを入れるのがベストかもしれないと思いつき、この記事のヘッダー画像のブックに至ります。
アイテムに関しては、これで枚数足りるの? と言われそうですが、アイテムというのは、足りるときは0枚でも足りるし、足りないときは何枚入れても足りないです。
最初はカウンターが2枚入っていたりもしましたが、シーズン終盤はほとんど戦闘が起きることはなくなったので減らし、スペルに1枚でも多く枚数を割いていく方向にチューンしました。他の上位者のブックを見ても、アイテムをどこまで抜いていくかのチキンレースになっていたことが見て取れます。
外部リンク : カルドセプト部グラススライダーグラススライダー(ビギンズ)のブックです。作者: パメラ@エムリッ党。
外部リンク : カルドセプト部プラスダゴンプラスダゴン(ビギンズ)のブックです。作者: ドクビン。
外部リンク : カルドセプト部ロータリー地Eロータリー地E(ビギンズ)のブックです。作者: 猪瀬イノ(イノセンス)。
heritonの記事【プレシーズンリーグ振り返り】駆け抜けろ!地援護ブックプレシーズンリーグ、楽しかったですね!久々にカルドセプトをやり込んだ10日間でした。野良のオンラインマッチで色々なマップを遊ぶのも悪くありませんでしたが、何か目...
スペルに関しては、普通の走りブックと変わりないと思います。
ロータリーにおける火・地属性は、初手ホーリーワード8で、時計回りに進みながら自色を確保できるため、基本的にホーリーワード8フル投入から入りたいのではないかと思います。
フライは上振れると非常に強く、収入を得ながら実質テレグノーシスができる、最強カードです。50円失ってダイス2を出すときもありますが、やはり期待値では最強で、できるだけ枚数を割きたい気がします。
フライについて。周回直後に現金を抱えた状態でドレインマジックを被弾すると、負けに直結します。このため、一刻も早く投資したい、という点では、フライはリコールと役割が被る面もありますが、フライの利点は、2周目の周回ボーナス+砦ボーナスを得ながら増資して、一気にレベル5を作ることができる(可能性を作れる)点です。多少上振れが必要にはなりますが、決まると速度的に優位になります。特に火の場合、城左側ギリギリまでリコールを使わず、素足でクリーチャーを置き、その後、フライやホーリーワード8を使って砦まで走る、という動きが正当化されやすいため、ドレインマジックを被弾せずにレベル5を作成できることが、速度に貢献していたのかもしれません。
ドローに関しては、マンティコアのステータス維持、バルキリーの援護餌確保の役割もあって、多めに枚数を割いています。序盤中盤に順位を沈めてからのギフト、相手からの干渉で手札を消費したときに強いファインド、どちらも強いです。
セフトに関しては、数ある手札干渉の中で、ダントツで強いと思っています。終盤のリコールを奪うという役割はもちろん、序盤にギフトを奪ったり、誰かが周回ボーナスを得そうなタイミングでドレインマジックを奪ったり、活用幅は無限大です。ブックからギフトを引いてもギフトとしてしか使えませんが、セフトは、状況に応じて必要なカードを調達できる、
という点が特に強力です。
リコールに関して。終盤は足勝負での決着が多く、干渉されない山札からトップで引いてくるのが最強なので、できるだけ枚数を割いています。序盤中盤においても、ドレインマジックの被弾を避けるために使う価値があります。というか、ビギンズのリコールちょっと強すぎませんか?
最後の2枚は割と自由枠です。5連勝時のブックでは、ドレインマジックとメタルフォームを採用しています。上述のサムライやナイトを意識しつつ、連鎖維持のための汎用性を取った末の選択でした。
ヘッダー画像のブックのように、アンチエレメントに差し替えてもいいと思います。高額地にかけて奪うのも良いし、相手の拠点候補にかけることで、交換や移動を強要して、一手使わせるだけでも十分です。
ゆども13日前
めちゃくちゃ参考になりました、ロータリーが地援護に有利すぎたことをメタれる内容にしているのが素晴らしすぎます。
私も火はだいぶ模索しましたが、クリーチャーの選定をだいぶ間違っていたこと気付かされました、ありがとうございました