カルドセプト部と代々木ビギンズ
コメントなどを読み込んでいます。
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時は少し遡って、2022年6月。
2024年6月。
2026年2月。
即座にオリセン (広い部屋を安く借りられるいつもの公共施設) の予定を確認したところ、7月25日 (土) にセンター棟160人室が空いているではありませんか。これは天の導き。そんなわけで大会は発売から1週間ちょっとの7月25日に決定。この時はまだ、それがどういうことかおれ自身よく分かっていなかったのでした。
こう言っています。
だが結局、このサイト「カルドセプト部」を立ち上げることにした。なぜなら、ずっとやりたかったから。
セプター達には開発能力や意欲を持つ人が何人もいて、対戦サイトや攻略情報をまとめてくれる人がいたり、Wikiやブック登録サービスを作ってくれる人がいたり、それは素晴らしいと思っています。ただ、残念ながら昔から「作品単位」で情報が散逸し、昔の記録にアクセスするのは難しくなっていくのが常でした。
おれ自身が作った2008年のDSセプト部もそのひとつ。今は無き「はてなグループ」というサービスを利用して運営していたのですが、カルドセプト3DSが出て役目を終え、はてなグループもサービスを終了し、今ではその記録はわずかにInternet Archiveに残るのみ。あとは他には年々儚く消えゆく思い出しか残っていません。
いつか、可能な限りの記録を集めて、次回作が出ても、そのまた次回作が出ても、記録を振り返ることができるサービスを作りたい。ずっとそう思っていました。
ただ、おれには能力が足りませんでした。趣味でちょこっとHTMLやらPHPやら何やらを触ったことがある程度の一般人なので、開発能力を持つ人に頼るか、自分で猛勉強しないと、不可能。何度か挑戦したことがありましたが、半分以上読まずに投げだしてしまったプログラミング書籍の多いこと、多いこと。
これは本棚のごく一部です。全部カルドセプト部を作りたくて買った本です。無謀なやりたい思いと、やりたいことの巨大さに対し、自分の能力のなさ、根気のなさに打ちのめされる。繰り返し繰り返し、何度も諦めてしまったので、すっかり自分には無理だと思っていました。
カルドセプトビギンズが発表された時点では、そう思っていました。
ChatGPTの存在は知っていましたが、正直よく分かっていなかった。
なんだかプログラムを作らせることができるらしい、ということは知っていました。
はじめて試したのは、カルドセプトビギンズ独特の文字、通称「バブラシュカ文字」の変換ツールを作ること。試してみたらあっという間に出来たので、「やべえ」と思いました。
やべえ。
カルドセプト部、作れるんじゃね?
それがどれほど無謀なことか分かっていなかったんですが、「5ヶ月あるし何とかなるっしょ」その時はそう思ってしまったのでした。それからおれとチャッピーの旅が始まりました。
そして現実を知る。
発売日の前日、まさか自分が「まだ発売しないでくれ」と思うことになるとは。
まあ開き直って楽しみましたけどね!
ただし、おれの楽しみ方は少し変でした。
おかげで開発が捗る。なるほど、発売されるとヘルプが読めるのはでかい。1秒も本編をプレイせずにヘルプとチャッピーを行き来していました。
そんな感じで発売を迎えたので、当然準備は足りていませんでした。
基本的なことすら出来ないしまつ。
3DSと同様にフレンドコード相互登録を前提にした仕組みでガッチリ作っていたので、対戦システムの全面改修を行うべきか、とりあえず一部直して対応するか検討するのに時間がかかった。結論は「全面改修しよう」となったが、少し手を付けてすぐに「やっぱ無理だ、ひゃくぱー間に合わん」となり、
死にそうでした。これは当日の朝の様子。
一番申し訳なかったのは、お土産を持ってきてくださったアワユキさんに「今ちょっといいですか」と言われて「今は無理です」って返しちゃったこと。かなしそうな顔……ほんとごめん……。
当初、名札は全部Photoshopで手作りしようと考えていた。アバターを配置して、名前などをひとりひとり文字数に応じてサイズ調整して配置して、Xアカウントが連携済みの人はアカウントIDを……無理に決まっていた。
そして閃いた。
データは参加者名簿にある。DBから読み込んで、名札は自動配置させればいい。
名案過ぎる! 天才かよ。
知見を得るまでの行動。
ドン・キホーテ歌舞伎町店でプリンターが売ってると思った浅はかな大会主催者ランキング第1位を獲得した瞬間でした。交通費と時間と体力とメンタルを無駄に消費しただけに終わった。
仕方ないのでA4に印刷して、aprioさんや竹餅さんにハサミで切ってもらうことに。マジでありがとう。
そこからの記憶はあまり残っていない。
なんかずっとエラーが起きて、チャッピーに直してもらって、そんな中偶然通りかかった開発スタッフがお土産を持ってきてくれて、偶然ってすごいなぁと思って、大会が再開して、またエラーが起きて直しているうちに、気がついたら色んな方に差し入れやお土産をいただいて、たまに会場のあちこちから阿鼻叫喚の声が聞こえて、「うわー何なんだ見てぇ」って思いながらチャッピーに指示を出していた気がする。
Rexさん、如水さん、こっきゅんさん。ちょっと会場の様子を観に来ただけのはずなのに、いつの間にか完全にスタッフをやってもらっていて、マジでありがたかった。神すぎる。
おかげで午後の時間帯になる頃には、オフ会システムは悪魔のような突貫継ぎ足し専用実装の鬼と化し、その日だけを生き抜くゾンビとしてギリギリ自力歩行できるようになっていた。
なので1戦だけした。
リードさんとイカマル君を撃破した。
代々木ビギンズに参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
おれの準備不足、力不足、判断ミスによって大いに迷惑をかけたにも関わらず、あたたかい言葉をかけてくださったり、また来たいと言ってくださり、本当に感謝しています。
皆さんの寛容さに甘え、優しさに助けられ、心の底から感謝、感謝しかありません。
決勝のライブ配信も、謎の「ちょっとだけ始まってすぐ落ちる」を解消できなかった。参加者だけじゃなく、ライブを観ようとしてくれた皆さんにも、本当に申し訳なかった。これまでも準備不足の大会は少なからずあったのですが、今回はマジでダメだった。
許されるなら、どうかリベンジさせてください。
そしてカルドセプト部は、これからが本番稼働になります。
オンラインのリーグ戦を常時稼働させたり、おれが大会を開催するだけじゃなく、皆さんがオンラインでもオフラインでも大会を作って手軽に開催できるようにします。
用語集をちゃんと整備して「誰かが自然にブログ記事を書くと、そこに自動でキーワードリンクが貼られて、書く人が特別な意識をせずに初心者向けの記事が完成する」仕組みを整えます。
ビギンズだけでなく、Xからサルベージしたbook2pngのデータや、Cepter's Noteなどの過去データをマージします。旧カルドブログを任せてしまいっぱなしになっているフィラさんの協力が得られたら、WordPressのデータを現サイトの記事基盤 (directus) に接続して、昔の記事も地続きで読めるようにします。
カルドセプトの昔と今を集めて、未来に繋いでいくサイトを作りたい。おれが有名になったり褒められたりするのが目的ではありません。これは、恩返しです。DSセプト部から始まった本格的なセプター人生がおれに与えてくれた、沢山の仲間と、仲間達との思い出と、まだ見ぬ仲間に出会える可能性に、すべてを捧げる価値があると本気で思っています。
カルドセプト界のインフラになりたいと思っています。
でもその前に、宿題をやってからね……。