ビステアは事故を防ぐのか|シーズン5ガイデス闘技場1
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ガイデス闘技場1では戦闘が多く、古書館のときと同様、この手のマップには苦手意識があります。
そこで、ほかのプレイヤーが作成されたブックをベンチマークに、検討を進めることにしました。
今回ベンチマークとしたのは、カルドセプト部に掲載された古書館用のブックの中で、最も美しいと感じたkokkyuさんの「ベニヒサゴ」を出発点に、ガイデス闘技場1向けの調整を考えました。
当初は足スペルだけ入れ替えたものを使用しましたが、単純に踏みやすいだけでなく、領地指示機会の多さから、マップの折り返し地点で戦闘が多発するため、土地を維持するための防衛力がさらに重要と感じました。そこで、先制によりアイテム無しでもナイトやサムライから守りやすい、ドラゴンをさらに1枚増やしたいと考えました。
ただし、場を遅らせるだけでは勝ちに結び付きません。配牌次第では踏みなし11R達成も可能であることが分かり、初動の安定性や自分の速度も捨てきれません。
そこで、ベンチマークの無印10枚・領地コスト持ち5枚から、無印9枚・領地コスト持ち6枚へ変更し、初動の安定性を大きく損なわずに運用できる構成を検討しました。
今回は、ビステアとエクスチェンジの採用、そして残りのスペル枠の見直しによって、大型の採用と初動・速度の両立を目指しました。
領地コストなしのクリーチャーを減らすと、当たり前ですが初動の事故率が上がります。
まずはアイテム1枚を追加のドローソースに差し替えた時、事故率の低下をどの程度補えるか確認しました。
最初に比較したのは、クリーチャーを指定して引けるプロフェシーです。
プロフェシー1枚の追加によって、1Rの確保率は約1.3pt、2Rは約3.5pt改善しました。ただし、無印10枚の構成には、それぞれ約1.7pt、約3.1pt届かず、事故率は増加したと評価できます。
次に、プロフェシーをビステアに差し替えます。クリーチャー構成は、下記15枚を想定しています。
武器を採用していないため、ビステアの対象は火クリーチャー13枚です。無属性の無印2枚は引けませんが、火の無印7枚・領地コスト持ち6枚から2枚引けます。
プロフェシーからの差し替えによって、1Rの確保率は約0.8ポイント、2Rは約2.2ポイント改善しました。領地コスト持ちを2枚引く可能性も含めて、今回の構成ではビステアの方が無印の確保に寄与しています。
無印10枚の構成との差は、1R・2Rともに約1.0ポイントです。追加の1枠は必要ですが、初動の安定性を近い水準に保ちながら、領地コスト持ちを1枚多く採用できる結果となりました。
大型クリーチャーの供給という目的を達成するだけなら、ドラゴンを1枚追加する方法もあります。
ここでビステアを選ぶ利点として、クリーチャー以外のカードへの到達率も確認しました。
ビステアで火クリーチャーを2枚抜くことで、ブックに残るスペルや道具の密度が高まります。その効果を、ギフト4枚のみの構成と比較します。
上表の改善幅は11Rでは約0.8~1.6ポイント、15Rでは約1.2~2.5ポイントとなりました。
20Rの1枚刺しでは約3.5Pt改善しており、特に中終盤まで必要札を引けないリスクの軽減に効果が確認できます。
ただし、特定カードを1枚減らした分まで補えるわけではない点に注意が必要です。
原案からアイテムを1枚削ったため、クリーチャー自体の防衛力を高める必要があります。
これを解決するために、クリーチャーを防具としても扱えるよう、援護クリーチャーを1枚追加することにしました。
これにより、中盤以降でのビステアの手札補充が実質的なアイテム補充として運用できるようになることも期待しています。
今回はサムライをシャラザードに変更したため、ビステアで引ける領地コストなしのクリーチャーの増加につながり、ごく僅かな序盤の事故率の改善を図ることができました。
※スケアストームの耐性がなくなるため、バトルギアαも検討可
火ブックでは、フレイムロードを配置できるかどうかで、防衛のしやすさが大きく変わります。戦闘が多いガイデス闘技場1では、複数の領地の防衛力を早期に底上げできることから、エクスチェンジを評価しました。
フレイムロードは140Gと手札1枚を要求されるため、エクスチェンジで80Gのコストカットも可能です。
また、1Rに領地コストなしのクリーチャーを配置できていれば、2Rにエクスチェンジを使用することで、領地コストのあるクリーチャーを実質領地コストなしとして使用することができます。
エクスチェンジを採用することにより、2R目の動作安定性の確保ができたことに加えて、終盤に抱えておくことでシニリティなどの致命的な土地呪いに一定の耐性を付すことも可能になりました。
ガイデス闘技場1では、配牌次第で踏みなし11R達成の事例がありました。
今回は古書館のブックをベンチマークとしているため、パーミッションを含めて、速度を出せるよう足スペルを見直さなければなりません。
カルドラを含めない場合、ベンチマークの足スペルは6枚となっていますが、今回は7~8枚は確保したいところです。
ドローを除く15枚の内訳は、次のとおりです。
※ここではカルドラを全体干渉に分類。
同じ15枠の中で、次のように配分を変更しました。
ベンチマークのベニヒサゴは、ドレインマジックを4枚による現金干渉がポイントとなっていますが、3枚から検討を開始し、結果として2枚になりました。
まず、セフトを1枚入れることのメリットがドレインマジック1枚を上回ると判断したためです。
シーダモの港ではパーミッションをセフトする想定で構築を行いましたが、今回はギフトを現地調達する優先度を高く設定しています。
パーミッションである程度の速度を確保したこともあり、ゲーム中にドレインマジックを1回使うプレイングに割り切りることができました、
また、ファイアーシフトを3枚から2枚に減らし、足スペルを入れる枠を捻出しました。空いた3枠を足の増エクスチェンジ各1枚に振り分けました。足は7枚とし、カルドラも含めれば8枚が移動に関わる構成です。
また、リコールで得られる領地指示の機会を地形変化に使えば、ファイアーシフトを減らした分を補える可能性があります。
これらは削ったカードと同じ役割を同じ安定性で果たすものではありません。セフトには相手の手札、領地指示による地形変化には機会と魔力が必要です。その条件を踏まえ、セフトの対象選択やリコールの使用時期、その後の領地指示で役割を補完し、足に枠を振る構成としました。
以上の流れでブックを完成させました。公私とも多忙を極め、実際に対戦するための十分な時間が確保できませんでしたが、美しいブックができたと思います。
ただ、ブックをどれだけ整えても、雑な侵略や干渉で、土地も心も破壊され続けることに変わりませんでした。結局荒れマップは理解を深めることができないまま次のシーズンを迎えることになります。
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