【カルドセプト】目の前と9歩先、両方に高額地がある時にフライを使うと損する理由
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↓14年前の元記事
外部リンク : blog.culdcept.netCuldBlog EV (Elder Vault) - dova : 【続フライ検証】最大ダイス7の時、1歩および8歩先...目の前(1歩先)に高額地があっても、9歩前後にも別の高額地があるなら、フライは我慢して先に素ダイスを振ろう。
「せっかく目の前の高額地が見えているんだから、フライで確実に飛び越えたい」——そう思うのが自然です。しかし実際にシミュレーションしてみると、この場面でフライを先に使うと、素ダイス後にフライを使うより踏む確率が約2ポイントも高くなることが分かりました。なぜそうなるのか、順を追って説明します。
最大出目8のダイスで、1歩先と9歩先の両方に高額地がある状況を考えます。ここでは2つの直感がぶつかります。
どちらも一理あるように聞こえますが、正しいのはどちらでしょうか。感覚だけでは判断がつかないため、プログラムによるシミュレーション(各パターン数十万〜200万回試行)で検証しました。
シミュレーションの結果、素ダイス後にフライを使う方が安全という結論になりました。
直感Aが外れる理由はシンプルです。フライを先に使うと出目の合計が2〜16の広い範囲に散らばるため、9歩先の高額地にも十分な確率で乗ってしまいます。一方、素ダイスは最大でも8までしか進めないため、まず9歩先の高額地に当たること自体がありません。そのうえで「1歩先」を避けるフライは、素ダイス後でも十分な確率で機能します。つまり「遠い方の高額地への到達確率を先に断つ」効果の方が大きいため、素ダイス後フライが有利になるのです。
これは「高額地が8歩先に1つだけある」ケース(この場合は先にフライを使う方が有利)とは真逆の結果です。高額地が1つか2つか、そしてその位置関係によって、正解が入れ替わる点がこの検証の面白いところです。
近くの高額地の位置(1歩・2歩・3歩先)を変えながら、遠くの高額地の位置を2歩先〜16歩先までずらしてシミュレーションしたところ、次の傾向が見えてきました。
表から分かるのは、遠い方の高額地が最大出目(8)以内に収まっている間は先にフライを使う方が有利で、9歩先を超えたあたりから素ダイス後フライの方が有利に逆転するという点です。つまり判断の分かれ目は「遠い方の高額地が、最大出目の範囲内に収まっているかどうか」です。両方とも射程内(8歩以内)なら先にフライで一気に処理した方が良く、片方が射程外(9歩以降)まで離れているなら、まず素ダイスでその射程外の危険を回避してからフライを使う方が良い、というわけです。
計算の理屈を毎回思い出すのは大変なので、実戦向けにシンプルなルールにまとめます。
目の前に高額地があっても、9〜10歩先にも高額地があるなら、フライは先に使わない。
このルール一つを覚えておくだけで、とっさの判断ミスをかなり防げます。逆に、複数の高額地がすべて8歩以内(最大出目以内)に密集しているような盤面では、遠慮なく先にフライを使ってしまって構いません。
次にプレイするとき、高額地が2箇所見えたら、まず遠い方までの距離を確認してみてください。それだけで、無駄にフライを消費して高額な通行料を払う場面をぐっと減らせるはずです。
本記事の数値は、最大ダイス8を前提としたシミュレーション(各条件で数十万〜200万回試行)にもとづいています。
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