多層防御
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多層防御 (たそうぼうぎょ) は、領地を複数の要素によって守ることを表現した概念である。
まず、多層防御を説明するために、逆に多層でない防御について書く。
多層でない防御は、ひとつの要素によって領地を守ろうとすること。
などが挙げられる。1枚のカードとは限らず、同じカテゴリーに属するカードによってのみ守ろうとする場合、それは多層防御ではない。カウンターシールドとダイヤアーマーの2種類を手札にしていても、アイテムで守ろうとしている点においては同じである。
多層でない防御は、1種類の対抗策によって破られやすい。たとえばアイテムのみで守ろうとした場合、シャッターなどの手札破壊や、グレムリンなどアイテム破壊を持つクリーチャーによって防御力が弱められてしまう。
ただし、必ずしも多層でない防御が弱いということにはならない。メタによっては特定の手段で完封できたり、相手が想定していない防御手段によってきわめて侵略しにくい場を形成することもあり得る。またひとつのカテゴリーに集中する分、その分野の防御に厚みを持たせやすい。十分な性能を持つ防具を豊富に保持していれば、そのラウンド中に削りきられる可能性はかなり少ない。
いっぽう多層防御は、様々なカテゴリーの複合によって防御力を維持する考え方である。上に挙げた防具・スペル・応援などの要素を組み合わせて守ることで、単一の手段によって「自分の領地がどこでも落とされてしまう」という状況に陥ることを防ぐ。
ただし、多層でない防御の項目に書いた通り、ひとつひとつの要素は薄くなりやすい。どんな手段にも対抗できるように手を広げすぎた結果、一点突破でアイテムを削られまくって負けてしまうことにもなりかねない。多層防御は必ずしも万能ではなく、器用貧乏に陥りやすい点は注意が必要となる。
そのため、多層防御を用いる時は、ブック構築段階からのメタ読みだけでなく、プレイ中に守るべき領地、レベルアップすべき領地を見極めることが必要になる。対戦相手が使ってきそうな具体的な侵略手段をいくつか検討し、特に有用そうな防御手段を複数入れて、実際の対戦中には各領地の危険度を比較しなければいけない。
多層防御の亜種として考えられるのが、カード同士の相性だけでなく、盤面を活かした守り方である。
自分の領地が危険に陥るのは、踏みによる侵略だけではない。クリーチャー移動やダメージスペルによっても、領地の危険度は上がる。カルドセプトはカードゲームであるだけでなくボードゲームでもあるので、盤面を見てより守りやすそうな領地がどこか判断することも必要である。
隣に対戦相手のクリーチャーがいる領地よりも、無人の僻地にある領地のほうが守りやすい。対戦相手がこれから通過する領地よりも、既に通過したばかりの領地のほうが守りやすい。このような考え方である。
多層防御は元々、ひとつひとつの防御手段は薄くなりやすいため、そもそもその防御手段を使わずに済むようなプレイングを心がけることも重要である。
(多層防御を取り入れたブックとして参考になるものを、誰か紹介してくれると嬉しいです)